経営戦略を司る大原孝治氏の経歴とは

大原孝治氏の上昇志向が常に発揮されるようになっているのが今のドンキホーテを支えているのかもしれません。これまで常に増収増益を続けてきた会社だけに、常に上を見て成長しているという事が分かります。

大原孝治氏の経歴でまず驚くのが、本当に現場のたたき上げからトップにたどり着いているところです。しかも、わずか数年で現場の販売員から経営陣に入ってしまっていますから、とんでもない成績を残したという事は想像に難くありません。勿論、それだけの才能があったという事もあるのでしょうが、実績を残しながら経営者となってもその経験を活かして成長するという事並大抵のことではありません。当たり前ですが、現場と経営とは全くの別物ですから、その経験を活かすといってもそう簡単に出来ることではないのです。少なくともこれだけの短期間でトップまで上がったという事は、自分の子飼いのような部下がいるわけではなかったという事も想像されます。一気に上までいっているので、相当な実績を残すことによって周囲がその人の言う事を聞くしかないという環境を作り、そして成果を出し続けてきたという事が予測できるというわけです。
今ではこの会社の成長力を疑問視する人はいないでしょう。何しろ低迷する小売業界で唯一気を吐いている会社と言ってもいいぐらいですから、いかに同氏の経営手腕が優れているのかという事は証明されています。他の同業者は撤退を考えるような状況で業績を伸ばしているわけですから驚きです。